診療案内

患者さんの診療データを、個人を特定できない形で、2011年1月1日より全国規模で登録する事業が始まっています。当科もこの事業に参加しています。この事業は最善の医療を提供するための各臨床現場の取り組みへの支援を可能にします。

詳細は下記のホームページをご覧下さい。

外科で扱う分野は、

  • 肺 -> 呼吸器外科
  • 食道・胃・小腸・大腸 -> 消化器外科
  • 肝・胆道・膵臓 -> 消化器外科
  • 腹部のヘルニア・下肢静脈疾患・体表面の腫瘤 -> 一般外科

外科

  • 外科

海南病院外科、常勤医師9名、非常勤医師2名は、乳腺内分泌外科や麻酔科と密に連携をとりながら診療を行っています。また、5A病棟(外科病棟)や手術室で機敏に働く看護師や薬剤師、理学療法士、栄養士、事務スタッフらの協力を得ながら、日夜診療に、研究に励んでいます。常に最先端の治療が行える体制をとりながら、年間約750件の手術、1200件の入院診療を行っています。

受診方法

海南病院の外科では緊急・救急の場合や2次検診での受診以外は極力診療所の先生の紹介状を頂いてから診させていただくことを希望しています。お急ぎでない場合、まずはお近くの診療所、あるいはかかりつけ医にかかって下さい。そこで更に当院での精査・治療が必要と判断された場合は、紹介状をお持ちになって受診していただきますようにお願い致します。

呼吸器外科のご案内

毎週火曜日午前中に、名古屋大学医学部呼吸器外科教授 横井香平先生の外来診察を行っています。
呼吸器疾患の初診は呼吸器内科が行い、精査後手術適応と考えられる患者さんを呼吸器外科へ紹介していただいています。

小児外科のご案内

毎週火曜日の午後(1時30分から5時まで)藤田保健衛生大学小児外科 准教授 原普二夫先生が非常勤医師として担当します。
当院小児科、あるいは診療所の先生からの紹介を受ける形で診察を行っています。

外来担当医はこちら

対象疾患・治療について

海南病院外科では・・・

当院外科では頚部から胸腹部臓器まで多岐にわたる部位の手術を行っています。肺・食道・胃・小腸・大腸・直腸・肛門・肝・胆道系・膵臓・脾臓・ヘルニア(鼠径,大腿,腹壁瘢痕ヘルニアなど)・下肢静脈を治療の対象にしています。毎年600件を超える全身麻酔手術と150件前後の腰椎麻酔・局所麻酔などの手術を行っています。
外科は手術のテクニックだけを持っている科ではありません。いくつかの大切な要素が連携して1件の手術が成り立っています。それは術前・術後の患者さんへのインフォームドコンセント、術前における詳細な病変部位の診断(部位診断)、手術リスク・適応の評価、術前術後の管理、外来での患者さんのフォローアップ、医師と医師以外のメディカルスタッフとの連携、術後の病理学的評価(病理学専門の医師が切除標本を顕微鏡でみて診断する)、他科との連携、更に医師会との連携などです。これらを統合して診療を進めています。

高度な技術に支えられた侵襲の少ない外科手術・・・

当院外科では腹腔鏡下手術を1993年から行っています。現在ではその技術は進歩し、多くの鏡視下手術を行っています。胸腔鏡下気腫性嚢胞切除、胸腔鏡下肺生検、腹腔鏡下胆嚢切除、腹腔鏡下脾摘、腹腔鏡下虫垂切除、腹腔鏡下結腸切除、腹腔鏡下直腸切除を行っています。ただこれらの手術はすべての患者さんに適応できるものではありません。安全性を最優先させるため、複数の医師が適応を十分に検討の上、患者さんにお勧めするか否かを決めています。
道具の進歩もめざましいものがあります。組織を切る道具は古典的なメスだけではありません。電気メスのほかに、超音波メス(ハーモニックスカルペル™ ・ソノサージ™・SONICISION™)、超音波吸引手術装置(Cusa™)、マイクロ波手術器(マイクロターゼ™)、ラジオ波凝固装置、アルゴンビーム凝固装置、高周波メス(パワースター™)、血管シーリングシステム(LigaSure™)などを用途に応じて使い分けています。また、腸管の切離・吻合・縫合を行なうときに用いる自動吻合器EEA™、iDrive™ウルトラパワードステープリングシステムなどを採用しています。

痛くない手術をめざして・・・

私達は全身麻酔の手術においては麻酔科と密に連携をとっています。手術直後の疼痛は麻酔科医の高度な疼痛管理技術により緩和され、合併症を予防するための早期離床を実現しています。私達は在院日数を少しでも減らすという目標に向かって進んでいます。

大きな手術は他科と連携

高齢化社会が進むにつれて、患者さんの年齢層は高くなってきました。その中で手術目的の疾患以外に複数の病気を抱えて外科を受診する患者さんが増えてきました。心疾患や腎疾患等複数の病気を持ちながら手術に臨む方は珍しくなくなりました。このような患者さんについて我々は、麻酔科・集中治療室の医師をはじめ、多くの部門と連携しながら診療を進めています。

癌化学療法

外科治療とともにある、薬による治療・放射線治療……メスによる治療が外科の全てではありません。近年がんの薬による治療が進歩してきました。手術を受けたことのある方で治療の必要のある患者さん、手術をこれから行う方で術前の治療が必要な患者さんは外科で薬による治療を行います。このような癌に対する薬の治療を、がん化学療法といいます。がん化学療法は患者さんご本人およびご家族への十分なインフォームドコンセントを行ってから開始しています。
また放射線科専門医と連携して、最新の設備を使った放射線治療の適応があるかどうか、個々の患者さんにあわせて積極的に検討しています。
患者さんには治療を受けない、あるいはセカンドオピニオンを求めて他施設を受診する、という選択肢もあることもお話しています。消化器内科・放射線科・薬剤科・外科で合同の検討会(消化器キャンサーボード)を開催して情報共有に努めています。

緩和ケア治療

がんの治療は手術や化学療法・放射線治療といった積極的な治療を行いながら、同時に緩和ケア治療を進めていくことが大切です。緩和ケア治療とはがんそのものへの治療ではなく、患者さんのメンタルな部分も含めた症状緩和をめざす医療です。がんの患者さんの中には症状がかなり進んだ状態で来院される方や、再発で根治治療が難しい方がいます。このような方には特に緩和ケア治療が大切となってきます。当院には緩和ケアチームや緩和ケア科があり、外科と連携して診療にあたっています。

入院の目安
区分 入院期間
胃切除 約2週間
大腸切除 約2週間
腹腔鏡下胆嚢摘出 4~6日間
鼠径ヘルニア(成人) 2~4日間
鼠径ヘルニア(小児) 2日間
肝臓・膵臓 約2~5週間

診療実績

外 科 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年
食道 1 1 1 0
胃・十二指腸良性 15 18 13 12
胃・十二指腸悪性 73 70 76 67
炎症性腸疾患 0 0 0 1
結腸・直腸 148 85 110 126
虫垂 50 40 43 54
肛門 10 4 4 7
肝臓腫瘍 15 9 13 9
胆嚢・胆管良性 28 26 12 67
胆嚢・胆管悪性 3 6 6 10
膵臓 10 5 11 15
20 23 24 25
外傷 20 9 10 15
鼠径・大腿ヘルニア 122 185 159 128
鏡視下胆嚢 88 105 109 77
鏡視下胃 0 1 1 0
鏡視下大腸 49 83 54 42
その他 122 110 94(内訳 94(内訳
外来手術 12 12 14 20
全身麻酔の手術 564 602 625 631
その他の麻酔の手術 163 195 144 139

患者さんへ

がん診療の地域連携

がんの手術を行って、病状が安定し、退院となったあとは外来通院となります。外来通院では画像検査や血液検査等を行います。また病期によっては薬による治療をお勧めすることがあります。外科からお薬の処方がなく、検査のみで通院となる患者さんについては、当院へ連携登録している診療所に通院することをお勧めしています。これは病院と診療所が連携して診療を行うため、「病診連携」といいます。この病診連携システムを利用する患者さんには、病院と診療所が情報を共有する「結い日記」とよばれる小型の手帳をお渡ししています。当院へは6~12ヶ月ごとの通院となり、その間は診療所へ通うことになります。

この「結い日記」は愛知県のがん診療連携拠点病院の医師が共同で作り上げたもので、愛知県内では共通の書式になっています。患者さんにとってはわざわざ混雑する大病院へ行かなくてもお近くの診療所で病院と同じ内容の診療を受けることが出来ます。

結い日記

スタッフ紹介

矢口 豊久

やぐち とよひさ

副院長 兼
臨床研修部長 兼
外科代表部長

  1. 食道・胃・大腸
  1. 日本外科学会 認定医・専門医・指導医
    日本消化器外科学会 認定医・専門医・指導医
    消化器がん外科治療認定医
    日本臨床腫瘍学会 暫定指導医
    日本がん治療認定医機構 暫定教育医
    麻酔科標榜医
    臨床研修指導医

高瀬 恒信

たかせ つねのぶ

院長補佐 兼
第2診療部長 兼
手術センター長 兼
外科部長

  1. 消化器外科 
    内視鏡外科
  1. 日本外科学会 認定医・専門医・指導医
    日本消化器外科学会 認定医・専門医・指導医
    消化器がん外科治療認定医
    日本消化器病学会 専門医・指導医
    日本がん治療認定医機構 がん治療
    認定医
    臨床研修指導医

増渕 麻里子

ますぶち まりこ

第一外科医長

  1. 外科一般
  1. 日本外科学会 専門医
    日本消化器外科学会 専門医
    消化器がん外科治療認定医
    マンモグラフィ検診精度管理中央委員会読影認定医
    日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
    麻酔科標榜医
    臨床研修指導医

藤崎 宏之

ふじさき ひろゆき

第二外科医長

  1. 消化器外科
  1. 日本外科学会 認定医・専門医

長谷川 和也

はせがわ かずや

第三外科医長

  1. 消化器外科

小林 大悟

こばやし だいご

医員

  1. 外科一般
  1. 日本外科学会 専門医
    マンモグラフィ検診精度管理中央委員会読影認定医

一川 貴洋

いちかわ たかひろ

医員

  1. 外科一般
  1. マンモグラフィ検診精度管理中央委員会読影認定医

花木 貴代

はなき たかよ

医員

  1. 外科一般

当院へのご質問・ご意見など、お気軽にお問い合わせください。

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