JA愛知厚生連 南海病院 看護部RECRUIT SITE

部門紹介

看護部概要

看護体制 急性期入院基本料1
部署 [病棟]14部署(一般病棟10部署、ICU、NICU、救急病棟、緩和ケア病棟)
[外来]4ブロック(外来)
[センター]5部署(手術センター・血液浄化センター・内視鏡センター・通院治療センター・救命救急センター)
看護方式 PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)
看護職員数
保健師
7名
助産師
27名
看護師
615名
准看護師
9名

※令和5年4月1日現在(正職・準職・パートを含む)

その他 院内保育所あり (24時間保育実施)

病棟・診療科紹介

  • 手術センターは9つの手術ルームで年間5,000件を超える手術に対応しています。
    平成30年度から交代制勤務になり、休日夜間の緊急手術にも速やかに対応できるようになりました。高度な手術対応にむけて、部署内教育はもちろん、手術看護分野の認定取得を目指すスタッフや、特定看護師が術中麻酔管理領域で活躍しています。患者さんの安全を第一に、多職種と協働し、安心して手術を受けていただけるよう努めています。
  • ICUは急性期病院としての、中核であり、疾患を限定せず小児から老年期までの生命に危機がある患者を収容し、全身管理を集中的に行い、看護展開をしています。質の高いクリティカルケアを実践するために、充実した看護師教育を進め、看護実践能力の向上に力をいれています。急性期の患者看護と共に、危機的な状況にある家族看護の充実を目指しています。一番大切なことは「笑顔」であり、患者さん、御家族に対して「ありがとう」、スタッフに対して「感謝」という気持ちを大切にしています。
  • 地域を支える最後の砦として24時間体制で救急の患者を受入れています。ドクターカーも運行しており、病院から離れて重症患者さんのところへ一刻も早く行き、救急医と看護師と共に治療と看護を展開しています。様々な患者さんが来院されるため、看護師教育も充実させています。PNSも導入され、救急病棟と救急外来の応援体制も整っているため、助け合いながら看護実践の向上に努めています。看護師による院内トリアージが開始となり、緊急度の高い疾患を見逃さないように患者さんのすぐそばで看護を実践しています。救急病棟では、重症心不全、急性心筋梗塞、循環器疾患など集中治療、看護も行っています。
  • 産婦人科・眼科病棟では、対象とする疾患、検査、治療(手術・化学療法等)は幅広く、チーム医療の機能を活かし、患者さん一人一人を中心に考えた看護の提供を心がけています。また、地域周産期センターとして、合併症のある妊婦さん、多胎妊娠の妊婦さんなど地域の医療機関や保健センターと連携し、妊娠中から出産後の育児まで支えています。これからママになる方への出産準備教室やママとなった方の不安な日々を支えるための助産外来・母乳外来を助産師が実施しています。
  • 3B病棟は小児と成人の糖尿病・内分泌内科の混合病棟です。小児では、急性期疾患を中心に成長発達に応じた小児の特殊性を踏まえた看護を提供しています。患児だけではなく御家族との関わりも大切にしながら御家族へのサポート体制がとれるようにしています。また、NICUと協力し、未熟児・新生児への健全な成長発達ができるよう日々知識・技術の向上に努めています。糖尿病の教育入院には、クリニカルパスを活用し、計画的に糖尿病教室を運営することで、入院期間の短縮を実現しています。
  • 地域周産期母子医療センターを併設しており、24時間体制で対応しています。他院より搬送される新生児もいます。未熟児・極小未熟児と長期入院となる場合も多く、母子愛着形成の関わりを密にし、家族との関わりを大切にしながらサポート体制が取れるよう、新生児が健全な成長・発達ができるよう援助させて頂いています。
  • 脳神経内科・脳神経外科病棟です。急性期の周術期看護から回復期看護、リハビリ期看護と幅広い過程の看護できる病棟です。身体機能変化や感覚器障害、高次機能障害を患者さん自身が受け入れられるよう看護をしています。早期離床をはかり、身体機能の回復を医師、看護師、理学・作業療法士・言語聴覚士等と協働して行っています。
  • 整形外科病棟は、疾患により身体機能障害にてADL制限を余儀なくされるため基本的な日常生活援助とともに、運動機能の維持・増進のための看護が要求される部署です。手術をされる患者さんの術前・術後の看護やリハビリなどの支援を行っています。スタッフ間のコミュニケーションもよく情報を共有し、いつも笑顔が絶えない医師と協働しながら看護しています。
  • 悪性腫瘍及び後天性免疫不全症候群の診断を受けられた患者さんの苦痛を緩和することを目的とした病棟になります。積極的な治療は行いませんが、患者さんと御家族の苦痛を緩和し、その人らしい日々をすごせるよう援助・支援しています。患者さんと御家族が過ごしやすいように療養環境も整備し、季節毎の行事やコンサートなども開催しています。緩和ケア病棟は終末期という病棟のイメージが強いですが、ご自宅での療養を希望される方への支援も行っています。
  • 消化器外科、乳腺・内分泌外科の術前後を通して、主に急性期看護を提供しています。 術後から導入される化学療法、放射線療法、ストマケア、終末期看護、意思決定支援など幅広い看護実践が要求されるやりがいのある部署です。ストマ造設後のQOLを考え、自己管理しやすいように術前よりストマ・マーキングのスペシャリストが関わっています。ストマ造設後在宅療養されている方との患者交流会なども皮膚・排泄認定看護師と共に参加し、スキントラブル対応等の情報を提供し地域医療にも貢献しています。特定看護師が在籍しており、医師との連携により活躍しています。
  • 消化器内科では、内視鏡的手術・検査・治療を主としており、腫瘍内科ではがん治療を行っています。患者さん・御家族に寄り添い、最善な医療・看護は何か医師・看護師など多職種がカンファレンスを通し意思決定支援サポートをしていきます。患者さん・御家族にとって安心した医療が提供出来る事、治療後の安心した生活(退院)支援を目標に看護しています。
  • 腎臓内科・泌尿器科・皮膚科・形成外科の混合病棟です。疾患は、内科系外科系様々であり急性期から慢性期までの患者さんに医療・看護を提供しています。入退院が多く忙しい病棟ですが、スタッフは明るく前向きで、いつも笑顔がたえません。多職種とのカンファレンスを通し、常に患者さん中心の看護を実践しています。
  • 呼吸器内科の病棟です。急性期から慢性期、終末期まで、様々な患者さんの状態や治療の段階に応じて、気さくで頼りがいのある医師・看護師・薬剤師・リハビリ・医療ソーシャルワーカーなど多職種とチームで協働していきます。認定看護師や専門チームとも連携し専門知識を活用して看護を提供し、優しさ・誠実さ・笑顔を持って患者さんと向き合っていきます。海南病院の中でも6A病棟は素晴らしい景色が眺望できるため、検査や治療を頑張っている時に外を眺めて一休みしてください。
  • 循環器内科、心臓血管外科の混合病棟です。循環器疾患の急性期からリハビリ期の治療・看護、心臓血管外科の術前・術後の回復過程を治療・看護の提供をしています。心不全サポートチームには医師・看護師・理学療法士(PT)・栄養士などの多職種が関わり、心不全患者の退院後QOLを保たれるように日々活動しています。理学療法士(PT)が常駐し、ADL維持向上等体制加算を算定できる体制となり、入院前のADLを落とすことなく退院を迎えられるよう看護師とともに活躍しています。
  • 血液内科・老年内科・耳鼻いんこう科・歯科口腔外科・総合内科・膠原病内科の混合病棟です。個室6床と4人床1室の合計10床の病室を有したクリーンエリアがあり、造血幹細胞移植やがん薬物療法を行っています。クリーンエリアには、トレーニングマシーンや談話コーナーもあり6階からの景色を楽しみながら筋力維持ができます。個性あふれる医師を始めスタッフ全員で、患者さん・御家族の方により良い医療・看護が提供できることを目指しています。
  • 内視鏡センターは、内視鏡チームと放射線チームに分かれています。消化器技師認定を取得した看護師、がん放射線療法認定看護師、IVRナースを目指し猛勉強中の看護師たちを含め、医師・メディカルスタッフで協力し、一分一秒でも早く緊急を要する患者さんを受け入れ、迅速に検査・治療ができるよう努力しております。患者さんは検査中、訴えることができないことが多いため、身体的・精神的負担を最小限に抑えられるよう日々心がけています。
  • 急性期病院の血液浄化センターとして、地域の透析施設と連携し、透析液洗浄化によるonline HDFや腹膜透析外来指導など、医師・看護師・臨床工学技士が協力しながら安全な透析治療と看護を提供しています。
    平成19年度より腹膜透析教育研修医療機関として活動を始め、多方面にわたる病院の方が出席され、一緒に学んでいます。また、令和2年より慢性腎臓病の患者さんを対象に、そらまめ外来を開設しました。患者さんが安心して生活できるよう日々努力しております。
  • 当院の外来は31の診療科にて構成されています。入院日数の短縮に向け、いま外来看護は病院の要となっています。患者さんに安心して受診していただけるよう常に他部門・多職種と協力し、笑顔とわかりやすい説明を大切にしています。認定看護師らによる専門外来も行なっており、外来通院患者さんの相談や指導なども継続的に行っています。
  • 「よりよく生きる」をモットーに、小児から高齢者までの方々の自宅に看護師・理学療法士が訪問し、時には涙あり笑いありのサービス提供に努めています。 急性期病院の訪問看護ステーションとして、退院支援から退院後を引き受ける、日々の療養支援・予防から看取りまでの支援を行っています。
  • 民家に囲まれた場所にあり地域住民の方々に温かく見守られながら、アットホームな雰囲気でサービス提供に努めています。海南訪問看護ステーション(本体)のサテライトとしして、本体と相互支援をとりながら退院支援から退院後を引き受ける、日々の療養支援・予防から看取りまでの支援を行っています。
  • リハビリ専門スタッフ(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が在籍し、運動機能や食事に関する指導や訓練を行ない、住み慣れた自宅や地域での生活が続けられるようお手伝いします。スタッフは介護職員(介護福祉士・ホームヘルパー)が主体的に活躍しています。集団リハビリや個別リハビリは活気ある利用者の潜在的な機能が発揮されこちらが驚きです。
    看護師は医療依存が高い利用者のサポートをします。皆で在宅を支えています。

特定看護師について

特定看護師とは

特定看護師とは「看護師特定行為研修修了者」のことです。特定看護師の「特定行為」は、21区分38行為ありこの行為を実践するための必要な高度知識と技術を指定機関で学びます。特定看護師は本来医師が行う医療行為の一部を医師があらかじめ作成する「手順書」のもと、看護師の判断で実施できます。

特定看護師の3つのメリット

  • 患者さんへのメリット
    医師の指示を待たずにタイムリーに医療を提供することで、患者さんの早期の回復や苦痛軽減につながります。
  • 医療の質の向上
    患者のそばで観察する看護師が、いち早く必要な医療を提供することでチーム医療の推進や医療の質向上につながります。
  • 医師の働き方改革へ
    医師が現場にタイムリーに駆けつけることが難しい場面もあり、特定看護師に業務の一部を任せることで、医師の働き方改革にもつながります。

2021年2月に厚生労働省の指定を受け、
「特定行為研修」を同年7月より開講しています。

「術中麻酔管理領域研修」
(6区分のパッケージ研修)
麻酔科医師指導のもと麻酔管理を学習
「外科系基本領域研修」
(7区分のパッケージ研修)
術後患者さんのドレーンの抜去や動脈ラインの確保などの手技習得
特定行為研修で習得した技術と専門知識を生かし、医師不在時でも患者さんにタイムリーな治療を行うことができます

チーム医療の推進のために

海南病院では、特定行為研修指定機関として院内で特定行為のできる看護師を育成しています。特定行為研修を修了した看護師は9名在籍し、術中麻酔管理領域を中心に活躍しています。特定看護師は、チーム医療を推進するために導入されました。当院はチーム医療によって、高度急性期医療機関としての役割を果たすために引き続き特定看護師の育成を進め、患者さんに質の高い医療提供ができるよう努力していきます。

特定看護師は
このバッジをつけています。

窪田副院長

医師が多忙で手が離せない場合や、検査中、手術中ですぐに対応できない場合、夜間や休日などの時間帯で対応が難しい場合でも、看護師の手で処置を行うでき患者さんへ早期対応を行うことができています。OPE室では、現在7診療科の術中麻酔管理に加え、患者さんの不安軽減や状態を確認するため術前・術後訪問も行っていますので、ご不明・ご不安なことがございましたら、お気軽に特定看護師にご相談ください。

有馬副院長

特定看護師の活躍が手術件数増加と、手術前から手術後までの安全性の向上に役立っています。今後は難易度の高い全身麻酔の指導などを行い、特定看護師のスキルや医療の質向上を目指していきます。

VOICE先輩の声

特定看護師・
認定看護師 紹介

現在、当院では9名の特定看護師と14分野22名の認定看護師(令和5年4月現在)が在籍し、
看護現場において「実践」「指導」「相談」を行い、看護ケアの広がりと質の向上をはかる活動をしています。

  1. VOICE 01特定看護師 
    「術中麻酔管理」 ICU
    奥田 しのぶ

    学ぶ機会を得た事により、患者さんの理解・アセスメントの幅が広がったように感じています。
    自己のライセンスに恥じぬよう、自己研鑽し地域の皆様に質の高い安全な医療・看護の提供ができるように日々、精進していきます。何かお困りの事があればお気軽にお声をかけてください。

  2. VOICE 02特定看護師 
    「外科術後病棟管理」手術センター
    鈴木 慎治

    特定看護師とは、専門的知識や技術を学ぶ研修を修了した看護師が、医師に代わって患者さんが必要とする医行為を実践する看護師です。全身麻酔管理や病棟で処置を実践する場合でも、常に患者さんに安全な医行為の提供が行えるように、知識の習得や技術の練習を欠かさないように、心掛けています。今後、特定看護師が増加に伴い、特定看護師が安全に活躍できるシステムの充実も図っていきたいと思っています。

  3. VOICE 03特定看護師 
    「術中麻酔管理」 手術センター
    鬼頭 宗誠

    術中麻酔管理の特定行為とは、麻酔中の患者さんに対して呼吸管理、輸液管理、鎮痛薬の使用や硬膜外カテーテルを用いての鎮痛管理などを麻酔科医師からの手順書に基づいて実施します。麻酔科医師と協働し周術期にある患者さんが安全に、そして安全に手術を受けられるように麻酔管理の補助を行っています。また術後疼痛管理チームの一員として患者さんが術後快適に療養できるよう努めています。

  4. VOICE 04特定看護師 
    「外科術後基本領域」 5A病棟
    金子 沙織

    特定看護師は医師の作成した手順書をもとに、患者さんへ診療の補助を行う看護師です。
    外科病棟の特定看護師は「動脈の採血、 ドレーン類の抜去、 点滴・ 抗生剤の選択、 創傷の処置」などを行います。
    特定行為研修を習得した技術と専門的知識を生かし、医師不在時でも患者さんにタイムリーな治療を行うことができます。 しかし、私たちの実施した医療行為が1つの判断で患者さんに良い影響だけでなく悪い影響を与えてしまうことも想定されます。
    患者さんが安心・安全な治療を積極的に参加することができるよう、特定看護師として中心に立ち質の高い医療の提供を目指して自己研鑽に努めていきたいと 思います。

  5. VOICE 05集中ケア認定看護師

    集中ケア認定看護師は生命の危機的状況にある患者さんに対して、他職種と連携を取りながら合併症の回避やQOLを維持する役割を担っています。
    ICUに入室することは患者さん、ご家族にとっても大きなイベントです。クリティカルケアでは少しでも日常生活に近づけるような環境調整や声にならない声を察知し、ニーズに応えていくスキルが求められます。ICU入室時より退院後の生活を見据えた援助ができるようにスタッフと共に頑張りたいと考えています。

  6. VOICE 06感染管理認定看護師

    感染管理認定看護師の役割は、患者さん、職員など病院に関わる全ての人を感染から守り、安全で安心な医療環境を提供することです。
    主な活動は、院内の感染対策の状況確認と指導を行う院内ラウンド、手術における感染の発生状況を調査する医療関連感染サーベイランス、院内における感染管理の課題に取り組むことです。 感染対策は1人が一生懸命行っても、誰かが不十分だと破綻します。だからこそ、多職種、患者さん全ての人が実践できる感染対策を心がけています。

  7. VOICE 07皮膚・排泄ケア認定看護師

    皮膚・排泄ケア認定看護師とは、その名の通り皮膚と排泄に関する専門的な知識と技術を持った看護師のことです。褥瘡(床ずれ)の管理やスキンケア、ストーマ保有者や排泄障害のある方に対して援助を行っています。当院では、ストーマ保有者のための専門外来にてケアの援助や生活相談への対応を行っています。さらに排尿ケアチームによって、入院中から外来まで排尿障害のある方へ排泄の自立を目指した援助を医師、病棟スタッフ、リハビリスタッフと協力して行っています。

  8. VOICE 08慢性呼吸器疾患看護認定看護師

    慢性呼吸器疾患看護認定看護師は、安定期・増悪期・終末期において、呼吸器疾患を患っている患者さん・ご家族に対し、ご本人が望む生活、大切にしている価値観、疾患に対する思いなどを傾聴し、これから過ごしていくうえで、どのようなことが必要かを共に考え支援させていただく役割を担っています。また、呼吸器看護の質向上を目指し、看護師を対象に予防活動や酸素療法等について教育的支援も行っています。

看護師インタビュー

GKHGross Kainan Happiness

GKHとは「海南総幸福度(Gross Kainan Happiness)」の略です。

[GKHのための
10のスローガン]

働きがいのある職場づくりのために

  • 笑顔あふれる挨拶を心がけ、思いやりと助け合いの職場作りを心掛けましょう。
  • 患者の視点に立ち、心ある医療を実践しましょう。
  • 教育病院として教え、教えられる教育文化のもと、個人を成長させましょう。
  • 全ての職員と協力し、円滑なコミュニケーションを心掛けましょう。
  • 地域住民に、安心と安全を提供する最後の砦としての働きがいを見つけましょう。

毎日の充実を実感するために

  • 趣味等を通して自分のプライベートタイムを充実させましょう。
  • ストレス解消と体力作りに取り組みましょう。
  • 家族や友人と有意義な時間を過ごしましょう。
  • 食習慣を意識して生き生きとした毎日を過ごしましょう。
  • ありがとうの心と充実感を持ちましょう。