薬剤部について

スタッフ

スタッフは薬剤師・事務員の合計 40名で構成しています。

主な認定資格・学位一覧
  • 認定薬剤師(日本医療薬学会)
  • 指導薬剤師(日本医療薬学会)
  • 感染専門薬剤師(日本病院薬剤師会)
  • 感染認定薬剤師(日本病院薬剤師会)
  • がん薬物療法認定薬剤師(日本病院薬剤師会)
  • 認定指導薬剤師(日本病院薬剤師会)
  • 生涯研修履修認定(日本病院薬剤師会)
  • NST専門療養士(日本静脈経腸栄養学会)
  • 糖尿病療養指導士(日本糖尿病療養指導士認定機構)
  • 医療情報技師(日本医療情報学会)
  • 緩和薬物療法認定薬剤師(日本緩和医療薬学会)
  • 抗菌化学療法認定薬剤師(日本化学療法学会)
  • 腎臓病薬物治療認定薬剤師(日本腎臓病薬物療法学会)
  • 救急認定薬剤師(日本臨床救急医学会)
  • 実務実習指導薬剤師(日本薬剤師研修センター)
  • 研修認定薬剤師(日本薬剤師研修センター)
  • 小児薬物療法認定薬剤師(日本薬剤師研修センター)
  • 博士【薬学】

平成28年7月現在

各部門紹介

調剤室

調剤室

主に入院患者さんが使用するお薬を、医師の処方せんに基づいて調剤する業務を行っています。当院では、電子カルテと連動した調剤支援システムを構築し、調剤室コンピュータシステムを活用することで、調剤業務の正確性、効率化を高めた調剤を行っています。さらに調剤者と異なる薬剤師が最終確認を行い、複数の薬剤師の目で確認することで過誤防止に努めています。

製剤室

製剤室

院内製剤とは「薬剤師により病院内で調製され、病院内で使用される製剤」のことです。薬物治療において、市販されているお薬では効果が得られない場合、市販されている剤形(薬の形)そのままでは製剤室治療に適さない場合など、薬物治療上のニーズに応じて、個々の患者さんに合わせてお薬(院内製剤)を調製しています。無菌性が求められる場合はクリーンルーム内で調製します。

TPN調製部門

TPNとは(Total Parenteral Nutrition)の略であり、食事が摂取できない患者さんに対し生命を維持するために必要なエネルギーや栄養を中心静脈から供給する高カロリー輸液です。無菌的に調製することが重要であるため、クリーン度の高い無菌室のクリーンベンチ内で調製を行っています。

注射管理室

注射管理室

注射管理室では患者さんに安全で正確な注射を実施するため、注射薬の払い出しにはアンプルピッカー(注射薬自動払い出しシステム)を使用しています。アンプルピッカーからは注射薬(アンプル・バイアル)などと共に注射せん、病棟にて使用するラベルがトレーにセットされます。アンプルピッカーによってセットされた注射薬(アンプル・バイアル)は薬剤師によって投与量・投与経路・投与速度・混合の可否などが監査され、補液と組み合わせて病棟に払い出されます。アンプルピッカーの導入によって患者個人に1回施用単位での注射薬を調剤することが可能となったと共に、注射薬がセットされたトレーをそのまま搬送台車にセットできるようになったため、病棟での取り揃え業務の軽減や薬品の取り間違い防止に役立っています。
注射管理室内の薬品の管理は、院内マニュアルに従い、温度管理、使用期限、使用本数等が厳重に管理されています。また、不測の事態に備えて災害用医薬品の備蓄・管理を行うことも地域住民の医療・生命を守る上で注射管理室として重要な業務です。

がん化学療法部門
レジメン管理

がん化学療法を安全にかつ効果的に実施するためにレジメン(すべての薬剤の投与を時系列的に網羅した治療計画書)の登録・管理を行っています。また、その治療内容が適切かどうかということを専門の知識をもった医療スタッフが委員会において審査をし、承認されたレジメンだけを使用しています。

処方確認

がん化学療法に関して、当院では専用のオーダシステムを用いてレジメン毎に処方しています。さらに、患者さん毎に薬歴を作成・管理しており、処方されたすべてのレジメンについて投与量や休薬期間を薬剤師2名で監査しています。また、吐き気止めなど副作用に対する薬剤が適切に処方されているかどうかの確認も行っています。疑問点があれば、直接医師に確認を行い、安全に化学療法が実施できる体制をとっています。

混合調製
  • 混合調製
  • 混合調製

抗がん剤は、正確かつ無菌的に調製することが求められ、調製者は正しい薬剤の取り扱いの知識を身につけていることが必要となります。薬剤毎に溶解方法を熟知し、正しい調製手技を取得した薬剤師が調製することで、均一で質の高い医療を提供できる体制をとっています。また調製者の安全性を確保し、かつ無菌的な調製業務を行うため、専用室内に安全キャビネット(右写真参照)を設置し、薬剤によっては気化した抗がん剤が漏れ出さないように閉鎖式器材も用いて混合調製を行っています。

患者さんへの説明

患者さんへの説明

がん化学療法を受ける患者さんの数は年々増加しており、今まで入院して行っていたがん化学療法も患者さんが自分の時間を優先するためや家族と過ごすために外来で通院して行うことも多くなってきています。安全にがん化学療法を実施するためには患者さん自身の治療に対するご理解が必要であり、加えて自宅で安心してお過ごし頂くためにはご家族の協力も必要です。

薬剤師はがん化学療法を開始する患者さんやご家族に対して、投与スケジュール、薬剤の効果、予想される副作用とその対処法についてパンフレットを用いて説明し、少しでも不安の軽減になるように努めています。副作用が出るか出ないか、どの程度出るのかといったことについては、治療を受けられる方それぞれで違います。できる限り、副作用の早期発見・早期対処を目的に、患者さんにお話を伺っています。そして、副作用に気付いたときはできる限り治療が辛くならないように、医師や看護師と連携しながら対応しています。

医療用麻薬管理部門

医療用麻薬は、各種癌における鎮痛、激しい咳嗽発作における鎮咳、激しい下痢症状の改善、麻酔などに使用される薬剤で、麻薬及び向精神薬取締法で定められています。麻薬管理者および麻薬担当薬剤師を中心に薬剤部にて麻薬の管理を行っています。

病棟業務

病棟業務

当院では、すべての病棟に専任薬剤師(病棟薬剤師)を配置しており、患者さんに対する服薬指導のみではなく、検査値等の様々な面から体の状態を把握し、副作用や相互作用の確認等を行っています。当院では質の高い病棟業務を担保するために、各病棟に基本的に2名の薬剤師を配置して先輩薬剤師が新任薬剤師を指導する体制を整え、若手薬剤師の教育プログラムを充実させています。

病棟において薬剤師は、医薬品情報の取扱者として中心的な役割を果たしており、医師・看護師といった各病棟スタッフへの情報提供等を積極的に行っています。また、特にインスリン、吸入薬、抗がん剤、医療用麻薬等の使用開始時には薬剤師が関わり、患者さんが安心して医療を受けることができる体制を整えています。
当院は、平成25年11月に病棟薬剤業務実施加算の施設基準を取得し、患者さんの持参薬の確認や、使用する際に注意が必要な薬(ハイリスク薬)の管理にも力を注いでいます。従来の薬剤管理指導業務のみではなく、医師等の業務負担軽減および薬物療法の質の向上のために、幅広い分野で職能を活かせる体制に努めています。

チーム医療

チーム医療

当院では、医療安全、感染対策、緩和ケア、褥瘡対策、栄養支援、糖尿病教育支援などの各医療チームに薬剤師が在籍しており、回診等に積極的に参加しています。患者さんにとっチーム医療ては、多くの職種が関わることにより、幅広い視点で患者さん全体を捉えることによって、より質の高い医療を受けることができるメリットにつながると考えています。
チーム医療においては薬剤師が職能を発揮できる状況が院内に数多くあり、医師、看護師、臨床検査技師、管理栄養士、理学療法士、ケースワーカーなど多くの職種と協力してさらなる医療の質の向上を目指し、日々がんばっています。

医薬品情報室(DI室)

医薬品情報室(DI室)

医薬品情報室は、有効かつ安全な薬物治療を患者さんへ提供するために必要となる情報を収集し、医師をはじめとするすべての医療スタッフへ提供する役割を担っています。医療スタッフからの問い合わせ対応、医薬品の適応症や副作用の追加情報や安全性に関する情報等を病院内に周知する業務を通して、情報を医療現場へフィードバックしています。特に、医薬品医療機器総合機構(PMDA)から発出される緊急安全性情報や医薬品・医療機器等安全性情報は重要な情報であり、院内Webシステムを使用して速やかに全スタッフに周知しています。薬剤部と各部署間はコンピュータネットワークで接続され、情報伝達の一元化と迅速化を実現しています。医薬品情報室は、医薬品に関する様々な情報をこのネットワークを通して提供しています。
未知または重篤な副作用・有害事象の院内発生事例については、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に「医薬品安全性情報報告」として報告しています。また、薬剤師が薬物治療に介入することによって副作用やリスクを回避したあるいは軽減した事例は、「プレアボイド報告」として日本病院薬剤師会へ報告しています。これらの情報を、薬剤師間で共有をすることで副作用の早期発見や回避に繋がるよう、より有効かつ安全な薬物治療の推進に努めています。
病院内には薬事審議委員会があり、医薬品の新規採用・削除、後発医薬品への切り替え採用等の医薬品に関するすべての審議が行われています。医薬品情報室は、この委員会の事務局を担当しています。
このように医薬品情報室は、医薬品に関する多くの情報を収集し、整理、保管すると共に病院内で医薬品を適正に使用するための情報を迅速に提供しています。

SPD部門
  • SPD部門
  • SPD部門

SPD(Supply Processing and Distribution)とは、病院内で使用される医療材料(診療材料・医薬品など)を一元的に管理・供給する院内物流システムです。安全で安心な医療を患者さんに提供できるよう、平成25年4月より新たな物流システムを導入し、新規医療材料の登録や部署間移動履歴検索、部署からの請求に今まで以上に迅速な対応ができるようになりました。
薬価の引き下げや診療報酬の改定など、医療を取り巻く環境が厳しくなる中、経営改善の一環として、過剰在庫・期限切れ・保険請求漏れの防止等の管理を行なっています。また、医療材料対策委員会を設置し、採用に関しては共同入札を行い最低価格での購入や、医療安全や感染対策の面からも協議し適切な採用に努めています。

さらに高度救命救急医療機関・地域災害中核病院に指定を受けていることから緊急時使用の備蓄や災害時使用時の備蓄をし、何時、いかなる時でも速やかに万全な対応ができるよう運用態勢を取っています。

教育部門

新人教育・研修

新人薬剤師は入職してまず、病院薬剤師としての基本的な業務の習得に努めてもらいます。各部門をローテーションし、調剤、注射、TPN、病棟業務などを実践で学びます。当院では新人教育チームが新人の業務習得の補助を行っています。教育チームは定期開催されるチーム会で業務達成度を評価したり、生活面での相談役となったりします。また毎週新人薬剤師向けのセミナー勉強会も開催して、知識向上に取り組んでいます。

新人教育・業務スケジュール:新卒、未経験者の例

平成27年度の新人薬剤師の声

平成25年度の新人薬剤師の声

  • 研修期間中は丁寧に指導していただきました。また年の近い先輩とのチーム会を通じて、些細な疑問も解消することができありがたかったです。
  • 病棟配属後は病棟・チーム関係なく先輩の先生方がフォローしてくださり、とても心強いです。
  • 各分野の認定資格を所持している先生がいることや、様々な分野の勉強会に参加できる機会も多いため、最新の情報が得られ、知識向上につながる環境だと思います。
  • チーム会を通じて日頃の疑問の解決や、新人同士間の業務内容の情報共有ができることで、業務面だけでなく、精神面のフォローもしていただきました。
  • 新人薬剤師向けに各科・各部署における小セミナーを週1回行っていただき、基礎的な薬学的知識を深めることができました。
  • 配属された病棟内のチーム会で先輩の先生方から服薬指導方法や今後の業務方針について指導してくださり、病棟業務のフォローも充実していました。
  • 向上心の高い先輩方の下で働くことができるので、モチベーションの向上につながりました。

実務実習

実務実習を通して、医療人として相応しい知識や問題解決能力を有する薬剤師を養成することを目的に11週間のスケジュールを作成しています。薬剤部以外の様々な部署(栄養科や放射線科、リハビリテーション科、血液浄化センターなど)の見学実習をすることができ、薬剤師と他職種との関わりを学ぶことができるのが当院の特色です。また、チーム医療の回診にも参加し、実際に薬剤師の職務を肌で感じることができます。当院は総合病院として病棟実習には特に力を入れており、様々な診療科の患者さんを実際に担当してお薬の説明などを行います。担当症例については8週目と11週目に報告会を開催し、病態や薬物治療について理解を深めた内容について発表して頂いています。

実務実習受け入れ実績

大学別薬学実務実習生受け入れ人数(50音順)

  平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度
愛知学院大学 1 1   1 2  
金城学院大学 2 1   1 1 3
鈴鹿医療科学大学     2   1 2
名城大学 1 2 2 2 1 1
実務実習学生の声
  • 様々な病院の様子を、医療者側からの視点で見て感じることができ、とても充実した病院実習でした。
  • 病院薬剤師の様々な分野での役割とその必要性について理解することができました。また、患者さんとの関わり方についても理解することができました。
  • 集中治療室など大学ではほとんど学ぶことのできない病棟業務を経験し学ぶことができました。
  • 抗がん剤を投与する患者さんに関わり、自分の目で副作用を確かめることができました。
  • 様々な業務を経験させていただき、病院薬剤師に必要なスキルを学ぶことができました。
  • 栄養科や放射線科、リハビリテーション科など薬剤師以外のコメディカルの業務を見学することができ、貴重な経験となりました。
治験係

治験審査委員会 情報公開 薬剤部治験係

お知らせ

保険薬局の皆様へ

当院へのご質問・ご意見など、お気軽にお問い合わせください。

ページトップへ