臨床研修理念
社会の要請に応じて、幅広いプライマリケア
能力を基盤に、安心で安全な全人的医療を
提供できる臨床医を目指します。
研修基本方針
- 医の倫理を見据え、和を大切に、心ある医療を実践します
- 病院医療安全を積極的に推進します
- チーム医療の一員として、質の高い医療を提供します
- 患者全体像の把握をもとに、患者の自己決定を支援します
- 地域における病院の役割を理解し、地域医療連携を推進します
- 自己研鑽を通じて生涯学習と学術活動を継続する礎を築きます
- 研修医・後輩への指導教育を通じて、「教え共有する文化」を醸成します
初期研修プログラムの特徴
特徴.2
充実した研修教育体制
多くの指導医のもと、29週間の自由選択やEラーニングツールの導入など、研修環境の充実に
注力しています。2年次の研修医が下の年次を教えることもあり、縦のつながりも生まれます。
2年間をとおして下記診療科から29週間の自由選択が可能
2年次は下記診療科から
28週間の自由選択が可能
-
内科
総合内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、
腎臓内科、糖尿病・内分泌内科、血液内科、脳神経内科、膠原病内科、老年内科、緩和ケア内科、腫瘍内科 -
外科
外科、乳腺・内分泌外科
- 救急科
- 産婦人科
- 小児科
- 脳神経外科
- 心臓血管外科
- 麻酔科
- 整形外科
- 形成外科
- 皮膚科
- 泌尿器科
- 眼科
- 耳鼻いんこう科
- 放射線科
- 病理診断科
- 精神科
特徴.3
充実した施設・設備
当院は、様々な医学会から教育施設・教育関連施設として認定されています。また救急告示
病院、地域がん診療連携拠点病院、ドクターヘリ受け入れ病院など、医療機関としての指定
も多いため、様々な経験を積んでいただける環境になっています。
研修プログラム詳細
研修を行う分野と期間
全体研修期間:原則、採用年度4月から2年間
※希望によっては、1年次に関心のある選択科目を研修するなど柔軟なローテート順を設定することができる。但し、2年間で必修科目をすべてローテートしなければならない。
※救急部門研修として、月4-5回程度当直を23ヶ月行う。
※一般外来研修を小児科、地域医療の研修期間に平行研修として計4週行う。
<精神科研修4週>
稲沢厚生病院、七宝病院で行う。
<地域医療研修4週>
加藤胃腸科内科とびしまこどもクリニック、山本医院、のどか在宅クリニックのいずれか、名駅ファミリアクリニック又は小笠原クリニック、前田ホームクリニック、篠島診療所で行う。
※在宅医療は、海南病院訪問看護ステーションのほか、地域医療研修でも行う。
ローテート例
2年次で合計28週間の自由選択が可能。1年次、2年次ともに1週間の長期休暇があります。
内科 | 外科 | 整形外科 | |||
---|---|---|---|---|---|
※呼吸器内科 4週間 |
※消化器内科 4週間 |
※総合・血液・ 膠原病・老年内科 4週間 |
循環器内科 +心臓血管外科 5週間 |
外科 6週間 |
整形外科 2週間 |
小児科 | 救急部門 | 選択制 | ||
---|---|---|---|---|
小児科 4週間※ |
救急科 7週間 |
麻酔科 6週間 |
選択制 3週間 |
外科系選択 2週間 |
(ローテート表は各自相互調整し、研修医が作成する)
産婦人科 | 精神科 | 地域医療 | 在宅医療 | 内科 | |
---|---|---|---|---|---|
産婦人科 4週間 |
精神科 4週間 |
地域医療 4週間 |
在宅医療 1週間 |
※脳神経内科 4週間 |
※腎臓内科 4週間 |
外科 | 救急部門 | 地域連携 + 緩和ケア | 選択制 | ||
---|---|---|---|---|---|
泌尿器科 2週間 |
救急科 4週間 |
地域連携 + 緩和ケア内科 1週間 |
選択制 23週間 |
内科 | |||
---|---|---|---|
※呼吸器内科 4週間 |
※消化器内科 4週間 |
※総合・血液・ 膠原病・老年内科 4週間 |
循環器内科 +心臓血管外科 5週間 |
外科 | 整形外科 | 小児科 |
---|---|---|
外科 6週間 |
整形外科 2週間 |
小児科 4週間※ |
救急部門 | 選択制 | ||
---|---|---|---|
救急科 7週間 |
麻酔科 6週間 |
選択制 3週間 |
外科系選択 2週間 |
(ローテート表は各自相互調整し、研修医が作成する)
産婦人科 | 精神科 | 地域医療 |
---|---|---|
産婦人科 4週間 |
精神科 4週間 |
地域医療 4週間 |
在宅医療 | 内科 | |
---|---|---|
在宅医療 1週間 |
※脳神経内科 4週間 |
※腎臓内科 4週間 |
外科 | 救急部門 |
---|---|
泌尿器科 2週間 |
救急科 4週間 |
地域連携 + 緩和ケア | |
---|---|
地域連携 + 緩和ケア内科 1週間 |
選択制 | |
---|---|
23週間 |
※内科5セクションは、1年次で3セクション、2年次で2セクションをローテート
研修内容と指導体制
研修医向け勉強会
研修医に向け、様々な講習会やセミナーを実施し、知識と経験を補っていきます。
-
ICLS講習会
-
エコーガイド下
CV catheter hands on Seminar -
縫合ハンズオンセミナー
内容 | 開催日 | 開催場所 |
---|---|---|
当直明け振り返りカンファレンス | 平日 午前8時~ | 救命救急センター |
水曜レクチャー (専門医や上級医によるレクチャーです) |
毎週水曜日 午後4時30分~ |
医局カンファレンス室 |
Morning Report (2年次研修医から1年次研修医へ救急症例検討、 知識の共有を行います) |
毎週月・金曜日 午前7時30分~ |
医局カンファレンス室 |
海南病院CPC(臨床病理症例検討会) | 不定期 | |
①ICLS講習会受講 ②ICLS講習(アシスタントインストラクター) |
①1年次4月中旬 ②年6回のうち1回 |
|
若手医師のための救急症例カンファレンス | 年5回 | |
中心制脈カテーテル穿刺挿入実技研修会 | 年1回 | |
エコー実技講習会 | 年2~3回 | |
縫合ハンズオンセミナー | 年1回 | |
NPPV講習会 | 年1回 | |
木曽川メディカルカンファレンス(近隣研修病院との合同セミナー) | 年3回 |
院内各種研修会・各科カンファレンスを行っています。
プログラム修了後のコース
当院で研修を修了した研修医は海南病院初期研修同窓会に登録される。研修中の評価をもとに多くの研修医が常勤職員として採用され、引き続き3年間から4年間各科の専門修練を行い、志望各科の学会認定専門医の取得をめざす。当院の専門研修プログラムはWEB上に公開されている。
指導者
[指導医講習会修了者 ※ プログラム責任者講習会修了者 ※※]
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- プログラム責任者
腎臓内科 - 鈴木 聡※※
- プログラム責任者
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- 副プログラム責任者
総合内科 - 脇坂 達郎※※
- 副プログラム責任者
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- 副プログラム責任者
泌尿器科 - 窪田 裕樹※※
- 副プログラム責任者
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- 副プログラム責任者
小児科 - 小久保 稔※※
- 副プログラム責任者
臨床研修指導医情報
- 研修医定員
- 12名