診療案内
現在、腫瘍内科は休診中です。
日本では癌にかかる患者数も癌による死亡数も増加し続けています。癌に対する治療は、手術、放射線治療、抗がん剤治療などがあります。腫瘍内科では各診療科と連携して主に抗がん剤治療を管理しています。胃がんや大腸がんなどの消化器がんを中心に原発不明がんや軟部肉腫などの希少がんの治療も行っています。癌の治療は年々進歩しており、効果が高く副作用が少ない抗がん剤が開発されています。最近では免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬)が開発されています。また、がん遺伝子検査の結果に基づいた分子標的治療薬による治療が始まっています。これらの新しい薬剤や治療法を積極的に取り入れて、癌に対する治療の充実を図ることが重要だと考えています。また、患者さんが外来通院で抗がん剤治療を続けられるように医師、看護師、薬剤師、緩和ケアチーム、管理栄養士が連携して、安全で苦痛が少ない治療を提供しています。
主な疾患と治療法
主に消化管がん、肝胆膵がん、消化管間質腫瘍、神経内分泌腫瘍などに対する抗がん剤治療を行っています。
診療実績
病名と化学療法の件数 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 |
---|---|---|---|
胃がん | 157 | 105 | 75 |
肝がん | 8 | 1 | 0 |
原発不明がん | 8 | 2 | 0 |
小腸がん | 21 | 0 | 0 |
食道がん | 26 | 11 | 0 |
神経内分泌腫瘍 | 0 | 1 | 6 |
大腸がん | 438 | 412 | 330 |
肛門管がん | 24 | 0 | 0 |
膵・胆道がん | 71 | 104 | 84 |
軟部肉腫、その他 | 36 | 33 | 18 |
合計 | 789 | 669 | 513 |
